Web ライティングのツボ (その1) : 論理構成

前回の記事で、Webにおけるテキストライティングの重要性を説明しましたが、「では、具体的にどう書いたらいいの?」という疑問もあるかと思います。
そこで今回からは「Webライティングのツボ」と題して、何回かに分けて、そのエッセンスをご紹介したいと思います。「その1」は論理構成についてです。

「論理構成」とは、ひとことでいうと、ドキュメント(文書)の内容を論理的にどう組み立てるか、ということです。ここでいう「ドキュメント」は必ずしも紙媒体でなくてもよいので、当然「Webサイト」や「Webページ」と置き換えてもOKです。
ところで、いきなり「論理構成」といわれても、何やら堅苦しくて難しい印象を持たれてしまうかもしれませんね。以下のステップでトライしてみると良いでしょう。

ステップ1:下準備

読み手(閲覧者)あってのWebサイト(ページ)ですから、まずは読み手がどんな人かを想定する必要があります。ターゲットユーザー像を明確にしておきましょう。

ターゲットユーザーを明確にしたら、以下について整理しておきます。

ステップ2:構成化

上記ステップ1の下準備をもとに、ドキュメント(WebサイトおよびWebページ)の内容を論理的に構成します。多くのWebサイトは、以下のような構成になると思います。

  • サイト全体のテーマ
    • ページ
      • 大見出し
        • 中見出し
          • 小見出し
            • 段落
            • 段落
        • 中見出し
          • 小見出し
            • 段落
            • 段落
        • 中見出し
          • 段落
          • 段落
          • 段落
    • ページ
    • ページ

このような構成を作るとき、留意すべきなのは、できるだけはじめに結論を示すことです。それによって読み手(閲覧者)は、Webサイト(ページ)が伝えたいことを楽に把握でき、メンタルモデルが形成されやすくなります。
各ページのタイトル(大見出し)やページ内の個々の見出しは、各々の結論を簡潔に明示したものが良いでしょう。
また、テクニカルライティング(技術文書や取扱説明書の書きかたのノウハウ)では定石となっていますが、各段落の最初の文はトピックセンテンスと呼ばれ、その段落の主旨を示すのが良いとされています。

いかがでしょうか?日本の学校教育(国語の授業)では(たとえば、作文とか読書感想文など)、「起承転結」は習っても、説明したり説得するためのロジカルな文章の組み立てかたを習ったことはほとんどないと思います。
その意味で、今さら文章の論理構成と言われても戸惑ってしまうかもしれませんが、要は読み手(サイトの閲覧者)にわかりやすく伝えることが目的なので、必要以上に難しく考える必要はありません。
ついでに言うと、この論理構成の考えかたは、そっくりそのまま、Web標準に即した正しいHTMLコーディングにもつながるので、マスターしてしまえばSEO(検索エンジン最適化)やアクセシビリティという点でもアドバンテージを持つことにつながります。
ぜひ、皆さんのWebサイトでも取り入れてみてはいかがでしょうか。

Webライティングのツボ(その2):段落と文へつづく)

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