Web ライティングのツボ (その2) : 段落と文

前回の記事では、Webサイト(ページ)の論理構成について触れましたが、今回は、その論理構成をもとに、個々の段落や文をどうまとめるかについて、ご説明します。

段落や文をまとめる上で大切なのは、その段落や文の伝えたいことが、読み手(閲覧者)に明確に伝わることです。「何を当たり前のことを...」と思われる方も多いと思いますが、これが意外とできていなかったりするのです。ついつい、色々な内容を段落や文に盛り込みすぎて、話を発散させたりしていないでしょうか?

テクニカルライティング(もともとは、技術文書や取扱説明書の書きかたのノウハウですが、「読み手に誤解無く情報を伝える」という点では、Webサイト(ホームページ)にも応用できるノウハウです)の手法に、こんな定石があります。

上のふたつが、それぞれ段落(paragraph)と文(sentence)をまとめるうえでの留意点を示していますが、文字通り訳すとこんな意味になります。

ちなみに、テクニカルライティングのノウハウでは、各段落の最初の文はトピックセンテンスと呼ばれ、その段落の主旨を示すのが良いとされています。これをふまえた上で、簡単な例を見てみましょう。

例1:悪い例

iPodシリーズは、アップルコンピュータ社が開発した携帯音楽プレーヤーで、iPod、iPod mini、iPod Shuffle、iPod nanoと、様々な機種がありますが、iPodシリーズを使うにはiTunesという専用ソフトが必要です。でも、iTunesとiPodシリーズの連携はとてもスムーズなので、難しい操作を一切せずに音楽を楽しむことができますし、iTunesはMacだけでなくWindowsにも対応しているので、Windows PCユーザーでも、iPodシリーズを使うことができます。

例2:良い例

iPodシリーズは、アップルコンピュータ社が開発した携帯音楽プレーヤーです。iPod、iPod mini、iPod Shuffle、iPod nanoと、様々な機種があります。iPodシリーズを使うにはiTunesという専用ソフトが必要ですが、iTunesとiPodシリーズの連携はとてもスムーズなので、難しい操作を一切せずに音楽を楽しむことができます。iTunesはMacだけでなくWindowsにも対応しているので、Windows PCユーザーでも、iPodシリーズを使うことができます。

いかがでしょうか?「良い例」では最初の文がトピックセンテンスとして「iPodシリーズとは何か?」を簡単に定義している(この段落はiPodシリーズを紹介しようとしているな、というメンタルモデルを読み手(閲覧者)に植え付ける)と同時に、ひとつの文に複数の話を盛り込んでいないことがおわかりいただけると思います。このように、ちょっとした注意で文章がだいぶ読みやすくなりますので、ご自身のWebサイト(ホームページ)でも、ぜひ気をつけてみてください。

Webライティングのツボ(その3):平易な言葉づかいへつづく)

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