Obvious always wins.

先日このサイトで「Out of sight, out of mind.」という言葉をご紹介しましたが、もうひとつ、面白いなと個人的に思う言葉に、「Obvious always wins.」という表現があります。

もともとは、Luke Wroblewski 氏が 2014年4月にツイートしたのが目に留まったもの、と記憶しています。アプリ上のメニュー (項目の選択) を、従来の「Segment Control」(選択肢がすべて見えていて、そのうちのボタンをひとつ押すと選択できるもの) から「Toggle Menu」(選択肢が隠れていて、ボタンを押すと選択肢が見えて選べるもの) に変えた途端、ユーザーのエンゲージメント (その機能が使われた回数) がドラスティックに減ってしまった、というものです。

「Obvious always wins.」は直訳すると「明白であるものが、常に、勝つ」という意味ですが、「何ができるか明白でないと、まずもって、ユーザーに使ってもらえない」という戒め、と考えることができます。その意味では、上記のような UI パーツのみならず、ナビゲーション、Call To Action (行動喚起)、アイコンデザイン、ラベルの記述、入出力方法 … など UI 設計のあらゆる側面で考えることができます。もちろんコンテンツ制作にも直結する話で、ユーザーの目的やコンテキストに合わせて必要な情報を伝わりやすく明示することが重要です。

「Out of sight, out of mind. (存在が認知されないものは、使ってもらえない)」と併せて「Obvious always wins.」を意識すること — つまり、機能や情報の存在がユーザーに認知されたとして、さらに、その意味が明白でユーザーにちゃんと伝わるかを意識すること — をユーザーインターフェース (UI) 設計時の拠り所として心がけたいものです。

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