Google の手書き文字入力

Google の Web サイトにモバイル端末でアクセスすると、手書き文字入力による検索ができること、ご存知でしょうか?どんな感じかは、下の動画をご覧いただくとわかりやすいと思います。

手書き文字入力による検索を体験してみる

この手書き文字入力、英語の google.com だけでなく、日本語の google.co.jp でも試すことができます。まずは体験してみましょう。

モバイル端末で Google のホームページを開き、「設定」をタップします。

Google のホームページで「設定」をタップ
Google のホームページで「設定」をタップ

「検索設定」画面で、「手書き入力」を「有効にする」にして、「保存」します。

「手書き入力」で「有効にする」を選択して...
「手書き入力」で「有効にする」を選択
画面最下部にスクロールして「保存」ボタンをタップする。
「保存」ボタンをタップ

Google 検索ページ (ホームページおよび SERPs) の右下に、「g」と書かれた手書きフォント風のアイコンが見えます。これをタップすると、手書き入力モードのオン/オフを切り替えることができます (下図のように「スペース」ボタンや「×」ボタンが並ぶバーが見えていると、手書き入力モードがオンになっている状態です)。

「g」アイコンをタップして、手書き入力モードをオンにした状態。
「g」アイコンをタップして手書き入力モードをオンにした状態

画面上を指でドラッグして文字を書く (必ずしも、検索フィールド内でなくても OK です) と、それがテキストに変換され、検索フィールドに入力されます。

画面上を指でドラッグして文字を書くと...
画面上を指でドラッグして文字を書く
テキストに変換され、検索フィールドに入力される。
テキストに変換

なお、手書き入力モードに入っている状態では、画面上でのドラッグ操作は、文字を書く行為になります。ドラッグして画面をスクロールしたいなど、手書き入力モードから抜ける場合は、右下の「g」アイコンをタップし、手書き入力モードをオフにします。

「g」アイコンをタップして、手書き入力モードをオフにした状態。
「g」アイコンをタップして手書き入力モードをオフにした状態

手書き文字入力のこれから

Google の手書き文字入力による検索、実際に体験してみて、いかがでしたか?私自身の印象としては、それなりに丁寧に書けば、ひらがな、カタカナ、漢字、いずれも意外とよく認識してくれる (もちろん英数字も)、と感じました。

モバイル (タッチインターフェース) では、ソフトウェアキーボードによる文字入力 (タイピング) が面倒なので、手書き文字入力が可能になることは、とても素晴らしいと思います。また、怪我や障害で5本指を同時に使えない、PC キーボード配列に慣れていない、といった事情を持つ人も一本指でささっと文字を入力することができるという利点もあるでしょう。

先の記事「ユーザーの意思をコンピュータに伝える方法いろいろ」の「手書き文字」のところで、「手書きトーク」というアプリを下記のように簡単にご紹介しましたが :

手書き文字の認識は、タッチインターフェースによって可能になっています。iPhone (iPod touch) および iPad 用のアプリ「手書きトーク」が例として挙げられますが、カタカナをタッチパネル上で手書きする (指で書く) と、音声で読み上げてくれる、というものです。音声読み上げができるということは、何らかの形で描画情報が文字情報に変換されているということだと思うので、様々な意思伝達 (コマンドの生成) に応用できそうです (技術の発達によって認識精度が向上すれば、平仮名や漢字などを扱えることも期待できますね)。

Google の手書き検索では、この「手書きトーク」よりもさらに進歩して、カタカナに限らず、平仮名や漢字も含めて、手書き文字をテキスト変換できるようになった、というわけです。

ところで本来であれば、手書き文字入力は、特定のアプリケーション (検索エンジン) での使用に限定せず、OS でのあらゆる文字入力操作において可能であるべきだと思います。たとえば、iOS のソフトウェアキーボードにはマイクロフォンのアイコンがあり、それをタップするとすぐに音声による文字入力ができるようになっていますが :

iOS のソフトウェアキーボード (マイクロフォンのアイコン)
iOS のソフトウェアキーボード (マイクロフォンのアイコン)

これと同様の手軽さで、手書き文字入力も可能になっていることが望ましいでしょう。

Google が、この手書き文字入力機能をネイティブアプリ (「Google Search」アプリ) に搭載せず、Web サイトでのみ可能にしているのも、そういう事情があるからかもしれません。Web で実験的にやってみて (クロスプラットフォームで、できるだけ多くの人にトライしてもらって)、変換精度を高めるチューニングをして、ゆくゆくは OS (Android) の標準機能として装備する...そんな流れを (勝手にですが) 予想しています。今後の展開が楽しみです。

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