基礎知識
カテゴリー「基礎知識」のコラム記事一覧です。
Webユーザビリティやアクセシビリティを理解するうえで押さえておきたい基礎知識をご紹介します。
(記事数:32)
DITA
インフォメーションアーキテクチャ(IA)の分野で、DITAという概念を時々目にすることがあります。耳慣れない言葉かと思いますが、ひとことで言うと「情報を構造化(パーツ化)して目的に応じて再構成し出力する」という考え方です。情報デザインに関心のある方にとっては興味をそそられるテーマだと思いますので、簡単にご紹介したいと思います。
Ronald Mace のユニバーサルデザイン7原則
このところ、Web以外での、リアルワールドにおけるプロダクトのユニバーサルデザイン(UD)関係者とお話をさせていただくことが何度かあり、その中で、久々に「Ronald Mace(ロナルド メイス)のユニバーサルデザイン7原則」に触れる機会がありました。古くからある有名な原則なので、すでにご存知の方も多いと思いますが、今見ても興味深い内容なので、この場でも採り上げてみたいと思います。
「アクセシビリティ・サポーテッド」という考え方
Webアクセシビリティの標準指針である、W3C(World Wide Web Consortium)の「WCAG 2.0(Web Content Accessibility Guidelines 2.0)」および日本の「JIS-X:8341-3:2009(2010年に改訂される予定の公開レビュー版)」では、「アクセシビリティ・サポーテッド(Accessibility Supported)」という用語が見られます。見慣れない用語なので読んでいて戸惑うかもしれませんが、アクセシビリティを実効的なものにするための重要な概念だと思いますので、簡単にご紹介したいと思います。
「WCAG 2.0」の読みかた
先のコラム記事「改正JIS X8341-3のベース「WCAG 2.0」とは?」で、WCAG 2.0(Web Content Accessibility Guidelines 2.0)についての概略を紹介しました。今回は、WCAG 2.0を読み解くにあたって知っておきたいこと(具体的に、どういったドキュメント体系になっているのか、どう読んでいくと良いか)について触れてみたいと思います。
「モーダル」と「モードレス」
ユーザーインターフェース(UI)設計の専門用語にモーダルとモードレスという言葉があります。WebサイトのUIを検討をする上で、理解しておきたいキーワードのひとつだと思いますので、簡単に触れたいと思います。
Jacob Nielsenの「10のガイドライン(Ten Usability Heuristics)」
コラム記事「ヒューリスティック評価の99パーセントは間違い?」を読んだ読者の中には、いわゆる「10のガイドライン(Ten Usability Heuristics)」自体が役に立たないものという誤解を受けた方もいらっしゃるかもしれません。実際に読んでいただければ「10のガイドライン(Ten Usability Heuristics)」は簡潔で優れた指針だ言えます。せっかくなのでこの機会に、わかりやすく(私のほうで意訳してみましたので)ご紹介したいと思います。
ユーザビリティの評価手法(その3):認知的ウォークスルー
ニールセン/ノーマンによるユーザーエクスペリエンスの定義
当サイトのコラム記事「ユーザーエクスペリエンスとは?」で、ユーザーエクスペリエンスとはどういう概念かを、できるだけ平易に説明してみましたが、今回はもう少し権威のある、ちょっとアカデミック(?)な定義をご参考までにご紹介したいと思います。
バナーブラインドネス
バナーブラインドネス(banner blindness)という言葉をご存知でしょうか?直訳すると「バナーを視認できない」という意味になりますが、より端的に言うと、Webサイト(ホームページ)上のユーザー行動において、「バナー画像がユーザーに無視される」現象を言い表した言葉です。
改正JIS X8341-3のベース「WCAG 2.0」とは?
前回のコラム記事「JIS X8341-3 改正:パブリックコメント受け付け」で触れたように、2009年9月に新しく改正される予定のJIS X8341-3「高齢者・障害者等配慮設計指針 − 情報通信における機器・ソフトウェア・サービス − 第3部:ウェブコンテンツ」は、W3C(World Wide Web Consortium)において2008年の12月に「勧告」(Recommendation)されたWCAG 2.0(Web Content Accessibility Guidelines 2.0)という指針がベースになっています。前バージョンのWCAG 1.0が勧告されたのが1999年5月なので、WCAG 2.0は、アクセシビリティのW3C指針として、実に9年ぶりのバージョンアップということになります。
JIS X8341-3 改正:パブリックコメント受け付け
「アクセシビリティJIS」とも呼ばれている、JIS X8341-3「高齢者・障害者等配慮設計指針 − 情報通信における機器・ソフトウェア・サービス − 第3部:ウェブコンテンツ」が、2009年9月に改正される予定です。これに伴い、2009年1月22日、改正原案が公開され、公開レビュー(パブリックコメント)の受付が開始されました。
Googleのデザインガイドライン
前回のコラム記事で、ディーター・ラムスの「良いデザインの10原則」をご紹介しましたが、Googleのデザインガイドラインも素晴らしく示唆に富んでいると思いますので、併せてご紹介します(原文は英語です:Google Design Guideline)。
ディーター・ラムスの「良いデザインの10原則」
たまたま、建築関係の本だったかをパラパラとめくっていたときだったと思いますが、Dieter Rams(ディーター・ラムス)氏の「良いデザインの10原則」というのが印象的だったので、ご紹介したいと思います。ちなみにラムス氏は、ブラウン社(あの電気カミソリで日本では有名ですね)で60年代から70年代にかけてデザインチームを率いていた、著名な工業デザイナーです。
短期記憶と長期記憶
人間の記憶には、短期記憶と長期記憶の2種類があると言われています。いずれも認知心理学の用語ですが、Webサイト(ホームページ)をデザインするうえで、知っておくと良い知識です。簡単に説明すると、以下のようになります。
「マジックナンバー7」とメニューの数
「マジックナンバー7(±2)」という言葉を聞いたことはありますか?何かを記憶するときに、その数が7つ(プラスマイナス2、つまり5個から9個)までであれば、記憶にとどめやすいという説です。心理学者G.A.ミラー氏が1956年に発表した論文の中で使われた造語ですが、人間が一度に記憶できる要素の限界数を示す基準として、広く知られています。最近では、「7±2」ではなく「4±1」という説もあるようですが...(私自身の記憶力は、この程度かもしれません)。
チャンクを意識する
Webサイト(ホームページ)を作るうえで、情報をデザイン(設計)することは、とても重要な要素といえます(ご参考:Webデザインとは、情報をデザインすること)。今回は、この「情報をデザインする」にあたってぜひ気に留めておきたい、チャンクという考え方をご紹介したいと思います。
フィードバックを返す
「フィードバック」という言葉には、色々な意味がありますが、ここでは「ユーザーがあるアクションを起こしたときに、反応を返すこと(または返す反応のこと)」を意味します。Webサイト(ホームページ)に限らず、ユーザーインターフェースを設計するうえで、このフィードバックはとても重要な要素と言えます。
アフォーダンスを意識する
アフォーダンス(affordance)という言葉を聞いたことはありますか?「〜を提供する」「〜を利用可能にする」という意味の英語「afford」の名詞形ですが、ユーザーインターフェース設計の世界では、モノの属性(形状、材質、色など)がヒト(ユーザー)に対して「どう取り扱えば良いか」という情報を発している、という考え方のことをいいます。
たとえば、(無意識にですが)皆さんこんな経験があるのではないでしょうか?
ユーザビリティの評価手法(その2):ユーザビリティテスト
ユーザビリティの評価手法(その1):ヒューリスティック評価
Webユーザビリティの評価手法:概論
ユーザビリティ=万人にとっての使いやすさ?
「ユーザビリティ」という言葉は、Web制作/運営の現場において、もはや珍しい言葉ではなくなっています。その一方で、「ユーザビリティ」という言葉の意味を、正しく理解されていないケースもよく見受けられます。ユーザビリティを語る際、「万人にとって使いやすいものが、すなわちユーザビリティの優れたものである」と思っている方は、案外多いのではないでしょうか?
Webにおけるテキストライティングの重要性
近頃は、ブロードバンド環境が一般的になり、高解像度画像や動画など、リッチなコンテンツのWebサイト(ホームページ)でも比較的ストレス無く楽しめるようになりました。実際、Flashや画像をふんだんに使ったサイトをよく見かけますよね。
そんな流れの中、多くのWebサイトでは、テキストのライティングがおざなりになっていないでしょうか。今回は、Webサイト(ホームページ)におけるテキストのライティングの重要性について、確認したいと思います。
アクセスログとは?
このあいだ、とあるWebマスターの方から、「うちのホームページにアクセスカウンターを設置したいんだけど、どうすればいいの?」という相談を持ちかけられました。
私はそのとき、「アクセスカウンターを設置するより、アクセスログを見るほうがいいですよ。」とアドバイスしました。
Webデザインとは、情報をデザインすること
「デザイン」=「美しく見せたり、かっこよく見せたりする技法」と思われる方は多いと思います。しかし、「デザイン」の本来の意味(つまり、元となる英語の"design"が意味するもの)はもっと幅広く、「設計すること」「企画すること」といった概念も含んでいます。
「美しさ」「かっこよさ」あるいは逆に「(意図的な)かっこ悪さ」といった見える部分は、デザインにおける氷山のてっぺんに過ぎず、「なぜ美しく見せるの?」「どうかっこよく演出するの?」「この変な形を見て誰にウケてもらいたいの?」といったバックグラウンド(企画意図や設計思想)も含めて、「デザイン」なんですよね。
Webサイト(ホームページ)をデザインするときにも、これは当てはまります。
ヒューマンエラーを未然に防ぐユーザーインターフェース
こんな経験はありませんか?
デパートで買い物をして、エスカレーターで一階に下り、そのまま食材を買いにデパ地下に行こうとしたら、地下一階への下りエスカレーター乗り場が離れたところにあった。あーめんどくさい。
実はこれ、災害時のことを考えて、敢えてこのような造りにしているそうです。
というのも、火災などでエスカレーター(おそらくは停止していて「階段状態」になっていると思いますが)を下りて非難する際、一階で屋外に出る必要がありますが、仮にエスカレーターがデパ地下までスムーズにつながっていると、パニック状態の人はつい、一階にとどまらずそのまま地下に流れてしまう(つまり、屋外に出られない)という危険性があるからです。この話を聞いたとき、私は「なるほど〜!」と思いましたね。
ユーザーエクスペリエンスとは?
皆さんは、Web(インターネット)を利用して普段どんなことをしていますか?
調べ物をしたり、買い物をしたり、予約をしたり、...と、いろいろあることでしょう。商品やサービスの種類にもよりますが、今後ますます、Web(インターネット)が消費行動の手段として、大きな役割を担うことは間違いないと言えます。
とはいえ、現実には残念ながら、Webサイトを利用しても必ずしも満足いく結果が得られるとは限りません。たとえば、買い物を例に取ると、以下のように「満足度」にもいろいろなレベルがあるのではないでしょうか。
- 自分の欲しいものを買えなかった
- 自分の欲しいものをなんとか買えたが、買うまでに苦労した
- 自分の欲しいものをスムーズに買うことができた
- 自分の欲しいものの他に、思わぬ掘り出し物を見つけて買うことができた
メンタルモデル
Webユーザビリティを改善するには、当然のことながらユーザーのことを理解しなければなりません。ターゲットユーザー像を明確にすることや、一般的なユーザー特性を理解しておくことをご紹介したのも、そのためです。
ここではもうひとつ、ユーザーを理解する助けとして、メンタルモデルをご紹介します。
一般的なユーザー特性
仕事柄、Webサイトを使う人を観察したり、企業内でWebシステム導入の説明をしたりすることが多いのですが、つくづく痛感するのは、一般的なユーザーというのはこちらが想像する以上に、以下のような特性を持っているものです。
- めんどくさがり
- 根気がない
- 不注意
- 気まぐれ
- 不慣れなものに否定的感情をもちやすい
- 論理的思考力が弱い(何か問題が生じたときにロジカルに分析/対処できない)
Webアクセシビリティとは?
「良いWebサイト」実現のための一手法としてWebユーザビリティつまり、「Webサイトが使えるか?」という考え方がありますが、それ以前に「Webサイトに、まずはアクセスすることができるか?」という問題があるのでは?とお気づきの方もいらっしゃるかもしれません。
お店にたとえると、「駐車場がちゃんとある」「入り口の自動ドアが正しく開閉する」「車いすや盲導犬も一緒に入れる」といったことに相当する問題です。
Webユーザビリティとは?
「良いWebサイト」考察で述べた5つの条件、とりわけ下記の2つを直接的に満たすための考え方として、Webユーザビリティというものがあります。
- 求める情報が探しやすいこと
- ターゲット顧客にマッチしていること
「ユーザビリティ(usability)」とは、「use」+「〜able(〜できる)」(の名詞形)であり、すなわち、アクセスしたWebサイトが、実際のところ「使えるのか?」を意味します。もう少し具体的に解説しましょう。
「良いWebサイト」考察
突然ですが、「良いWebサイト」ってなんでしょう。
世の中には様々なWebサイト(ホームページ)が存在しており、そのコンセプトは千差万別です。したがって「これこそがWebサイトの理想形である」というのは難しいでしょう。うーん、じゃ、「良いWebサイト」っていったい...?

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