ユーザー側から見たファビコン(Favicon)の意義
ファビコン(Favicon)とは、Webサイト(ホームページ)をブラウザで開いたときにアドレスバーに表示される、アイコンのことです。当サイトでも、オリジナルのファビコンを実装してみました。
このファビコン、もともとはInternet Explorer(IE)の独自機能で、「お気に入り」(ブックマーク)に登録しないと表示されませんでした(Faviconという呼称は、favourite icon、つまり「お気に入り」のアイコン、という意味の略語なのです)。その意味では、IEにおける「お気に入り」登録状況の計測に使われることはあったものの、ユーザー側から見れば、ちょっとした飾りにすぎなかったのです。
ところが近年では、IEだけでなく他のブラウザでも、「お気に入り」(ブックマーク)登録の如何を問わずファビコンはアドレスバーに表示されます。またWebサイト閲覧の様々なシチュエーションで、このファビコンが使われるようになっています。たとえば、以下のようなケースが挙げられます。
- タブブラウジング
- 個々のWebページのタブにファビコンが表示されます。

- ブックマークのリスト
- ブックマーク(お気に入り)のリストのアイキャッチャーとしてファビコンが表示されます。

- RSSフィードのリスト
- たとえば、Operaブラウザに内蔵のRSSリーダー機能である「ニュースフィード」では、登録しているフィードのリスト表示で、アイキャッチャーとしてファビコンが使われています。

- 検索エンジンのSERPs(結果表示ページ)
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たとえば、はてなブックマークの検索結果表示ページには、検索された各ページのタイトルの左側に、アイキャッチャーとしてファビコンが使われています。

ほかにもSERPsにおけるファビコン表示は、Googleが実験をしていたり、Yahoo!でもスポンサードサーチ広告にファビコンを表示するテストを実施していたりします。 - デスクトップアイコン/スタートメニューアイコン
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現時点ではGoogle Chromeの独自機能ですが、任意のサイトをデスクトップやスタートメニューから起動することができます(アプリケーションソフトと同様、起動用ショートカットを作ることができます)。その起動用アイコンには、ファビコンが使われています。
いずれのケースでも共通して言えるのは、ファビコンが、数あるサイトの中から任意のサイトを識別するための視覚的な手がかりになっているということです。これだけ様々なシチュエーションでファビコンが使われるようになっているということは、ユーザー側もファビコンを当たり前の存在として受け入れるようになり、ある特定のサイトを選ぶ際には自然とファビコンにも目が行くようになりつつあると考えられます。となると、Webサイトがオリジナルのファビコンを持つことの意義は、(昔の単なる「飾り」にすぎなかった頃に比べると)非常に高くなっていると思います。ファビコンの存在が視覚的に、ファインダビリティ(findability:情報の見つけやすさ)の助けとなるような体験が、ユーザー側に蓄積されつつあるからです。
16ピクセル四方の小さなアイコンにすぎないファビコンですが、今や侮れない存在、と言えるかもしれません。
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