高解像度画像ビューワーの例(その3):Google Maps Image Cutter
高解像度画像は、サイトが扱っている内容によっては、ユーザーからの強い閲覧ニーズがあることを、コラム記事「高解像度画像を閲覧できるようにする」で述べました。これを受けて、高解像度画像を閲覧するためのアプリケーション(ビューワー)、特に無料で気軽に使えるものをご紹介したいと思います。今回採り上げるのは、「Google Maps Image Cutter」です。
Google Maps Image Cutterは、GoogleマップのUI(ユーザーインターフェース)を使って、オリジナルの画像をズームイン/ズームアウト表示することができるツールです。開発元であるUCL(University College London)のサイトから、作成ツールをダウンロードできます。
実際に作成ツールを使って、オリジナル画像をGoogleマップUIで表示できるようにトライしてみました(下記は、その画面キャプチャーです)。

上記の作成ツールによって生成されたソースコードを、当サイト(テストページ)に組み込んだところ、残念ながら、XHTML 1.0 StrictでValidにならないことがわかりました(<body>要素にonresize属性があるため、のようです)。このため当サイトでは実装を見送ることにしましたが、UCLのサイト内に用意されている2つのサンプル(例1、例2)を実際に操作していただくと、Google Maps Image Cutterで作成した画像のズームイン/ズームアウトの雰囲気がわかるかなと思います。
ちなみにこのGoogle Maps Image Cutterは、画像を自動的に分割してタイル状に並べる仕組みになっていて、生成される画像ファイル数(タイルの数)は、普通に千枚から数千枚になります。これらのタイル画像をすべてWebサーバーにアップロードする必要があるので、それなりにサーバー容量を食ってしまうことを承知しておく必要があります。
また(細かいことですが)、以下のような問題が見受けられ、手軽に利用するにはまだ発展途上なのかな、という印象です。
- Google Maps Image Cutterで生成されたGoogleマップUIの画像表示は、ブラウザウィンドウの幅いっぱいに表示される(GoogleマップUIの表示領域の大きさを任意に設定してWebページ内に埋め込む、ということはできなさそう)。
- 同じ画像が横方向にリピート配置されてしまう。特に、めいっぱいズームアウトした状態だと、それがあからさまに見えてしまう。
- めいっぱいズームインすると、原寸大よりも大きくズームされてしまい、高解像度画像であっても、表示がぼやけてしまう(ズームインの上限を、原寸の解像度で止めておくことができなさそう)。ただし上記に紹介した「サンプル(UCLサイト内のページ)」を見ると、めいっぱいズームインしても画像表示がぼやけていないようなので、何らかの解決方法はあるのかもしれない。
このようにいくつか問題を抱えているとはいえ、多くのWebユーザーにとって馴染みが深い(使い慣れている)GoogleマップのUIを使えるという点では、Google Maps Image Cutterは大きなアドバンテージを持ったソリューションになり得る可能性を持っていると言えるでしょう。

コメントを投稿する
(投稿いただいたコメントは、当サイト管理者による承認後、公開させていただきます。なお、コメントの記入は、日本語でお願い致します。)