「サイトで困ってしまうこと」とユーザビリティ
- 公開日 : 2008年8月24日 (2011年1月11日 更新)
- カテゴリー : ユーザビリティ
少し前になりますが、gooランキングで「企業のウェブサイトで困ってしまうことランキング」という調査がありました(調査期間:2008年5月21日から2008年5月23日まで)。以下がその結果ですが、いずれも、「なるほど」と思わされるものばかりですね。
- 情報が数ヶ月間更新されていない
- 画像が多くて、重い
- 「準備中」のコンテンツだらけ
- リンク先がPDFファイル
- トップページからオールFlash
- ポップアップがどんどん開く
- 情報が多すぎで探している情報にたどり着けない
- 商品一覧などの一覧ページがない
- 突然音が鳴る
- 問合せ先が明記していない
- サイトを見ても何を伝えたいかがわからない
- 商品の詳細情報がない
- ブラウザのサイズを勝手に変えられる
- サイト内検索が出来ない
- 会社案内の地図がわかりにくい
- 目に優しくない背景色(黄色や赤色など)
- 全体的に文字が小さい
- 公式ブログがスタッフの内輪ネタばかり
- 右クリック禁止
- サイトメニューが英語で書いてある
このランキング結果を見て改めて感じたのは、Webサイト(ホームページ)というのは、ユーザーにとっては「目的」ではなく、あくまでも「手段」にすぎないのだな、ということです(「手段」と「目的」については、「良いWebサイト」考察も併せてご参照ください)。ユーザー自身の目的は、買い物をしたりサービスを受けたりコミュニティに参加したりすること、などであって、Webサイトはそのための「手段」あるいは「媒体」として使い物になるか否かが大切だと言えます(これがすなわちユーザビリティという考えかたです)。
上記のランキング結果はいずれも、ユーザー自身の目的達成が阻害されたことによって感じるフラストレーションの現れ、つまり、ユーザビリティの不備を表している、と言えると思います。Webの業界では様々なトレンドや方法論が生まれては消え…を繰り返していますが、結局のところ、ユーザビリティという概念は普遍的に重要なものだな、ということを感じました。皆さんは、いかがでしょうか?
この記事へのコメント : 2件
あんさん、コメントありがとうございます。コラム拝読しました。「ユーザーは侮れない」、ホントにそう思いますね。インターネットはもはや特別なメディアではなく、日常当たり前に使うツールとなっています。特に若い主婦や女性など、消費者として賢い人たち(ポイントをためたり、価格比較をすることに労力を惜しまない人たち)のWeb活用の様子を見聞きするたびに、いわゆる「プロ」であるWeb制作者/運営者側よりも、よっぽど彼ら(彼女ら)のほうがWebの使い方を「わかっている」な、と感じることがしばしばです。私自身、「頭でっかち」になってはいけないなと、自戒を込めて思う、今日この頃です…。
(2008年8月25日)
最近、UT(ユーザビリティテスト)に立ち会うと、被験者のほうが、そのサイトの持ち主より、よっぽどアイデアを持っているし、他のサイトとの比較から、鋭い指摘をしてきます。別に被験者は、プロではなく、普通の学生やOLなんですけどね。結局、サイト閲覧総時間数に比例するのかもしれませんが、ユーザビリティは普遍的であり、日々の学習でユーザーは自然取得出来ていくんですね。だから、「ここはこのほうがいい」「こうあるべきだ」というデファクトスタンダードを閲覧総時間数が長いユーザーほど自然形成していくんですね。私もこんなコラムを先週書いてみました。