ユーザビリティの評価手法(その1):ヒューリスティック評価
ヒューリスティック評価とは、ユーザビリティ評価のための手法のひとつで、ユーザビリティの専門家が、評価対象のサイトを見て、様々な問題点を指摘する手法です。
ユーザビリティ専門家が、自身の経験則に基づいて評価するので、「効率良く短期間でチェックができる」「そのぶんコストも低く抑えられる」という長所がある一方で、「専門家の個々人のスキルに依存する(つまり、どの専門家に依頼するかで、アウトプットの質が変わってしまう恐れがある)」という短所があります。
もちろん、実際のヒューリスティック評価においては、ユーザビリティ専門家が闇雲に/主観的に問題点を指摘するのではなく、(あらかじめ用意されている)ユーザーインターフェース設計のガイドラインに基づいて評価をするのが一般的です。
評価のアウトプットは、単に問題点を列挙するだけというケースもあれば、問題点の是正提案までやってくれるケースもあります。当然、後者の方が理想ですが、そのためには、単にガイドラインだけでなく、ターゲットユーザー像やビジネスコンテクスト(商売上の習慣や企業のカルチャーなど)といったものに関する理解(ユーザビリティ専門家へのインプット)も必要になります。
評価の対象としては、もちろん実在する(公開されている既存の)Webサイトでも良いですが、公開前のプロトタイプレベルでも評価は可能です。できれば、Webサイト構築の上流工程(具体的な作り込みに入る前の企画/設計段階)からユーザビリティ専門家に参画してもらい、基本的な画面設計(ワイヤーフレーム)に落とし込むところまで関わってもらう(つまり、基本的な画面設計ができている時点で、すでにヒューリスティック評価を実施しており、できるだけ問題点を潰している)というのが理想的ですね。
当サイトでも、私自身の経験に基づいたユーザビリティ/ユーザーインターフェース設計ガイドラインをベースに、ヒューリスティック評価を承ります。ご興味のある方はお問い合わせいただければと思います。
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