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集英社女性誌ポータルサイト「S-Woman.net」

私は仕事柄か、女性誌を眺めるのが結構好きです。誌面の色使いやコピーライティングなど、男性には無い(出せない)テイストが沢山盛り込まれていて、興味深い(参考になる)からです。ちなみに我が家ではLEEを毎月購読していますが、大抵は、妻が買って来ても、私が先に読んでしまうくらいです。(笑)

妻はよく、LEE Webから素敵な壁紙をダウンロードしては自分のパソコンのデスクトップを飾っています。つい気になって私も、LEE Webが入っている集英社の「S-Woman.net」を見てみました。

この「S-Woman.net」は、集英社の女性誌(SEVENTEEN、PINKY、non-no、MORE、BAILA、MAQUIA、COSMOPOLITAN、SPUR、など)に関する情報を一堂に会した女性誌ポータルサイトです。それにしても、なんと種類の多いことか。各雑誌のページを開くと、それぞれの個性がよく出ていて、なかなか面白いです。

女性誌の場合、世代やライフスタイルといったセグメンテーションによって、読まれる雑誌が異なりますよね。特に生活環境が変化すると(就職、結婚、育児、子供の自立、など)、読む雑誌も遷移することでしょう(たとえば、non-no→LEE→メイプル...といった具合に)。
そんな中、この「S-Woman.net」では、どの雑誌のページを開いても、サイトのナビゲーションが変わらないので、たとえ読む雑誌が変わっても、慣れ親しんだ操作で(一度形成されたメンタルモデルを崩されることなく)「S-Woman.net」を楽しみ続けることができるようになっています。

チャンネル機能 もっと面白いと思ったのは、「チャンネル」という機能です(画像の赤い囲みの部分)。
ショッピング、ファッション、ビューティ、クッキング...という具合に女性の興味に合わせた切り口が用意されていて、たとえば「ファッション」をクリックすると、ファッションに関連した記事の紹介が、(雑誌の種類を限定せずに)一覧で表示される、というものです。

このように、異なる雑誌間に横串を通すことで、自分の愛読誌以外の記事を見ることができる(「私はnon-noを読んでいるけど、MOREも面白そうね」といった体験ができる)わけですが、これって「人生を重ねて、読む雑誌が変わったとしても、集英社の雑誌と末永く付き合って生活を楽しんでいる自分」をイメージできる演出、と考えることもできないでしょうか。提供するWebコンテンツによって、そのイメージが良いものであればあるほど、集英社に対する顧客ロイヤリティの向上が期待できることでしょう。

上記は、良質なユーザビリティの提供がユーザーエクスペリエンスを高めることの好例と言えます。商用サイト(個人事業主が運営するネット通販サイトなども含みます)を運営する際にはぜひ、このように顧客満足を獲得する方策を戦略的に考えたいものですね。

(2006年1月19日 23:11)

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