アクセスログの基本的なよみかた(その2)

先回の記事では、アクセスログ解析の基本的な指標である「ビジター」「ページビュー」「ヒット」についてご説明しましたが、今回はもう一歩進んで、来訪者の動きがわかるような指標についてご紹介します。

リファラー(referer)

解析対象のサイト/ページへのリンク元(どのサイト/ページから来訪してきたか)を示します。

リファラーの数値を丹念に見ると、 たとえば以下のようなことがわかります。

  • どの検索エンジンを経由してアクセスされているか
  • アクセス増を期待してリンク集サイトからリンクを貼ってもらったが、それが自サイトに貢献しているか

また、サイト内の巡回においてもリファラーの記録はログデータとして蓄積されますので、「あるゴールページ(たとえば資料請求の申し込みやお問い合わせページなど)に到達するまでに、閲覧者がどういうルートを辿ったか」といった動線も見ることができます。

検索文字列(search strings)

検索エンジン経由で来訪があった際、来訪者がどんな検索語句を入力して自サイトに来訪したかを示します。

SEO(検索エンジン最適化)に役立つのはもちろんのこと、サイト運営者側と来訪者側(利用するお客様)との使用語彙のズレを見ることができますので、「客観的」にターゲットユーザー像をつくることにも活用することができます。

入り口ページ(entry page)

解析対象サイトにおいて、最初に開かれたページを示します。

昨今のWebサイトは、検索エンジン経由からのアクセスが多いため、来訪者は必ずしもトップページから閲覧するとは限りません。「入り口ページ」の数値を丹念に見ることで、SEO(検索エンジン最適化)が意図通りにできているかを確認することができます。

ユーザーエージェント(user agent)

来訪者がどんなインターネット環境でサイト/ページにアクセスしたかを示す文字列です。

来訪者が使用しているOSやブラウザがわかります。たとえば、こんな具合です。

  • Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; .NET CLR 1.1.4322)
    →WIndows XP、Internet Explorer(IE) 6.0で来訪
  • Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja-JP; rv:1.7.10) Gecko/20050717 Firefox/1.0.6
    →Windows XP、Firefox 1.0.6で来訪
  • Mozilla/5.0 (Macintosh; U; PPC Mac OS X; ja-jp) AppleWebKit/312.1 (KHTML, like Gecko) Safari/312
    →Mac OS X、Safariで来訪

検索エンジンのロボット(巡回プログラム)も独自のユーザーエージェントを持っているので、ログデータをよく見ると、これらロボットの巡回状況なども見ることができます。

いかがでしょうか?このようにWebサイト(ホームページ)は従来のメディア(新聞や雑誌、テレビ広告など)と異なり、来訪者の数や動きを客観的なデータとして見ることができます。アクセスログ解析はWebマーケティングの基本ですので、少しずつでも取り入れて、皆さんのサイト運営に役立てていただければと思います。

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